バリアフリー改修5|要介護者のためのバリアフリー改修

要介護者の為のバリアフリー改修

急速な高齢化の進展に伴い、寝たきりや認知症の高齢者が増え続けています。介護問題が、老後生活のもっとも大きな不安要因となるなかで、2000年(平成12年)から介護保険制度がスタートしました。
平成22年高齢社会介護グラフ
平成25年には4人に一人が65歳以上の高齢者であるという予測 介護保険の被保険者は、65歳以上のお年寄り(第1号被保険者)と40歳から64歳の方(第2号被保険者、医療保険に加入し、特定疾病によって要介護状態になった方)に分かれますが、ここでは65歳以上のお年寄りを対象としたバリアフリー改修について紹介していきます。

介護や支援が必要になった場合、住所のある市・区役所、町村役場に「要介護認定」の申請をして、介護認定審査会にどの程度の介護、支援が必要かを認定してもらいます。

要介護状態の区分と状態の目安

要介護状態区分状態の目安利用限度額
要支援1
  • 食事や排泄など身の回りのことはほとんど一人でできる
  • 立ち上がりに支えが必要なことがある
49,700
要支援2
  • 身の回りのことなど日常生活の一部に何らかの支援が必要
104,000
要介護1
  • 身の回りの世話など日常生活に部分的な介助を要する状態
  • 認知力・理解力などに衰えが見られる場合がある
165,800
要介護2
  • 食事や排泄、入浴、洗顔、衣服の着替えなど日常生活に多くの介助を要する状態
  • 認知力・理解力などに衰えが見られ、問題行動が見られる場合がある
194,800
要介護3
  • 食事や排泄、入浴、洗顔、衣服の着替えなど日常生活に多くの介助が必要な、中程度の介護を要する状態
  • 多くは立ち上がりが自分で出来ない。歩行が自分でできないことがある
  • 認知力・理解力などに低下が見られ、問題行動がいくつか見られる場合がある
267,500
要介護4
  • 日常生活全般にわたり全面的な介護が必要となり、介護無しには日常生活を行なうことが困難な状態で、重度の介護を要する状態
  • 認知力・理解力などに著しい低下が見られ問題行動が増えてくる場合が多い
306,000
要介護5
  • 日常生活全般にわたり介護無しには日常生活を行なうことが不可能な状態で、最重度の介護を要する状態
  • 意思の伝達がほとんど、または全くできない場合が多くなる
358,300

※金額は月の上限額です。限度額内のサービス利用は負担額1割、それを超えた分は自己負担になります。

専門家に相談しましょう

※上記月額以外に20万の住宅改修費を申請により使うことが出来ます。何度かに分けても利用することが出来ますが、後々別のところの改修を望まれる声を聞くことがあります。
個人の症状にあわせた改修は医療機関を含めた専門家によくよく相談しましょう。

  1. かかりつけの医師・診療窓口に相談する。
  2. 市町村の窓口に相談する。
  3. 地域のケアワーカー等に相談する。
  4. 介護福祉に精通した工務店・工事店に相談する。

ご家族を含めた生活環境・生活動線の確認が大切です

☆通常のリフォームをご希望の方にも10年先を見据えたリフォームをおすすめしております。
バリアフリー住宅はご高齢者の方だけでなく全ての人に住みやすい住宅です。手すりだらけの住宅ではない、住む人全てに優しい住宅を日々研究中です。