バリアフリー改修9|トイレ・浴室温度変化も

温度もバリアフリー|快適な生活が在宅介護時の事故を予防します

壁掛けの暖房機 洗面脱衣室・トイレ・浴室での事故に温度差により発作を起こしたおれるなどの事故も多く発生しています。
冬期は暖房器具を使う、浴室を暖めてから利用するなど、室内の温度差を少なくする工夫をしましょう。

浴室スノコの設置で、段差解消と同時にタイル床の冷たさの軽減にも役に立ちます。

からり床すのこ

トイレの改修例

トイレで用を足す場合、ドアの開閉、脱衣・着衣、座る為の向きを変える、着座またはしゃがむ、立ち上がるなどいくつもの動作が必要になるので、それぞれの動作が円滑に行なえるように考慮します。

  1. 汲み取り式の便所は水洗トイレに買えて、洋式便器に変更すると使い勝手がよくなります。
  2. 洋式に変更できない場合和式便器を腰掛型の便器に変更する便座もあります。
  3. 内開きの開き戸は引き戸もしくは外開きに変更したほうが良いでしょう。トイレ内で転倒・発作などがあった場合に外から空けられなくなる可能性があります。
  4. 便器の横に介助が動けるだけのスペースを確保できるように工夫しましょう。スペースが不足の場合廊下等の隣接のスペースも含め間取りに考慮しましょう。

トイレ用手すりプラン
衣類の着脱、方向転換・立ち上がりに縦型手すり。排便しやすい前傾姿勢を支える為に跳ね上げ式の前方ボードを取り付けた例。
リモコン洗浄の水洗方式にすると、後ろを振り向き手を伸ばして水を流す水を流す動作がなくなります。

和式トイレの改修例です。大規模な改修が出来ない場合でも置き型の便座で使いやすいトイレが作れます。
和式にかぶせる便座でしゃがむ動作をなくす。
立ちすわり・座位姿勢を補助する床固定式の手すりを設置
便器位置が高いので足元にステップ。
紙巻器も片手で切ることが出来るワンハンドカットのものを。
リモコン式ウォシュレットで振り向く動作をなくす。
スペースにより必要があれば立ち上がりようの縦手すり横移動用の横手すりを追加しても良いでしょう。

浴室改修例

浴室内での動作は、移動する、座る、立つ、またぐなどの動作の組合せです。特に「またぐ」という動作は高齢者にとって難しい動作のひとつです。また、滑りやすい床タイルなどの場合注意が必要です。

  • 浴室のバリアフリー基準面積は2.5㎡(1.8×1.4)又は(1.6×1.6)となっていますが、マンションなどで浴室面積が広げられない場合も多く見うけられます。
  • 浴槽のふちの高さは、またいで入浴する場合40cm程度。ふちに座ってから片足づつ入浴する場合45~50cmくらいが適当です。
  • 移動が出来ない場合、浴室と洗い場の段差をなくしベッドから浴室までシャワーキャリーで移動しシャワー浴をする方法などがあります。


浴室プラン例
入り口、浴そうをまたぐ、立ち座りなどの動作部分に縦の手すり、移動用の横の手すりが設計されています。
手を使わずにシャワー位置を固定できるシャワーバー
シャワーチェアにあわせた洗面器の置き台
水栓も温度設定がしっかりした使いやすいものを選びましょう。熱湯でのやけど等も報告されています。
今様のユニットバスは浴槽ふちに座れる様面積を取り、高さも45センチ程度に作られている場合が多いようです。
床はすべりにくい材質のもので、入り口部分の段差はなるべくないようにするのが理想です。
壁付けの暖房機が設置されています。
症例にあわせ福祉機器など上手に利用しましょう。