介護保険適用工事|入間市マンション事例
年末蔵出し事例集ご家族の私物も多いので出しはぐってました。
半身にまひが残るお母様の事例です。
右手(利き手)に握力がほとんどないとのことなので設計は横手すりがメインになります。
膝が曲がらないとのことなので立ち座りもご苦労されています。
※特にトイレね。ひじ掛け様のものが使いやすいかと試行錯誤。
聞き取りをするにも現状に無いものを想像していただくのがむつかしい。
設置予定場所にシールテープを貼りまくり日常生活で想像していただくことになります。
覗くところがないのでユニットバスの点検口から下地の確認。
マンションなので軽天下地(アルミの角材)が確認されました。
木の下地のほうがやりやすいんだけどね。
まずは浴室。大きなユニットバスは素敵なんですが小柄な女性は溺れてしまいそうです。
大きく開くドアーも内開きの一枚もの。開けるのも閉めるのもアクションが大きくなるので転倒リスクも大きくなります。
設置予定のマーキングを眺めてお風呂に入っていただいて…。二転三転しましたが以下施工完了のお写真です。
パナソニックのユニットバスですが今まで使っていた後付け握りバーの使用がメーカーからチェックが入ったので大騒ぎ。
アルミ製の下地補強板。特殊ボンドとビス併用で手すりの荷重を分散させます。
※今回初めてなんですがボンドってのは強度が体感できないので信じるしかありません。※ごめん正直者で。
手すりの届けを出している間に転んでけがをされたとか…
リハビリも頑張っておられます。
くれぐれも気を付けて少しでもお役に立ちますように。
居室内にも手すり施工しました。コンクリート部分も中空なので下地補強。
トイレも下地を施します。
補強位置に開口。
アルミの角材にベニヤの下地を入れてゆきます。
トイレの壁紙は施主さんが残りを持っていたので今回は部分張替えで計画。
下地材で横幅を狭めるよりはすっきり。邪魔にならないので壁紙張替えの時がほんとはおすすめ。
トイレットペーパーのとこだけもともとの下地が入ってますね。
補強しないで取付もできないことはないのですが希望位置から外れると無用の長物になってしまいます。
完成。
このらく棚紙巻器。体重掛けても大丈夫な作りになってます。…でも介護保険適用にならなかった。
…前はなったこともあったのになー。非常にグレーな商品です。
使い勝手は抜群なのでおすすめです。
計画段階では下地補強なしでマークしてます。もちろんこれでよければ部材が減らせるのでお値段も下がります。
でも、握力の無い方は縦手すりでは立ち上がれないんです。
やっぱり二転三転してますが横になりました。何とかクロスも足りました。つぎはぎにするにはかわいそうなウサギのクロス。無事で何より。
使い心地は後日ほめていただきました。何より何より。
ボードの粉だらけにしてごめんね。
くれぐれもお怪我の無いように。気を付けてね。
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